Polyphenylene sulfide coating

PPSコーティング

PPSの特長

PPS(ポリフェニレンサルファイド)とは、ベンゼン環と硫黄からなる高流動性(成形時)の結晶性樹脂で、米国のフィリップス・ペトローリアム社によって開発された熱可塑性エンジニアリングプラスティックです。優れた耐熱性、耐薬品性、電気的特性等を有しています。

PPSの特性

耐熱性 PPSの耐熱温度は260℃ですが、塗装、焼付けしたPPS被膜は300℃の高温にも耐えます。
耐薬品性 硝酸、濃硫酸のような酸化性の酸及び酸化剤には侵されますが、それ以外の酸、アルカリ、無機塩、有機溶剤の全てに強い抵抗力があります。
機械的特性 他のエンプラに比べ、極めて高い剛性を有し、高温においても優れた機械的特性を保持します。
電気的特性 絶縁性に優れており、特に広い周波数領域で極めて低い誘電正接を示します。
非粘着性
すべり性
粘着物が付着しにくく、摺動面としても高い特性を有します。
ピンホール性 2~6回の重ね塗りでフッ素樹脂と比べピンホール性が極めて少ないです。
膜厚 40~100μm
色調 ベージュ
適用基材 金属(銅を除く)

導入事例の説明【メッキ設備】

PPS施工例
  • PPSコーティングは絶縁性が抜群です。特に広い周波数領域で極めて低い誘電正接を示しますので、電気鍍金の治具などに最適です。(治具にめっきがのりません。)
  • PPSは非常に高い耐薬品性をもっています。高温において一部の強酸化性の酸以外には侵されません。
  • PPSは非常に高い耐熱性を持っています。通常は260℃ですが、断続的には300℃の高温にも耐えます。

事例紹介

PPS施工例

PPSコーティングを撹拌羽根にすることにより、耐薬品性、非粘着性をアップさせています。。

用途 化学プラント、ポンプ、バルブ、熱交換機、食品加工機械、調理器具など